SRI 2005 8 25
時折、報道されるのが、「保険金の不払い」です。
保険金の全部ではなく、一部でしょうが、
それにしても、「保険料は取ったが、保険金は支払わない」という企業姿勢には、
不快感を感じます。
こうした企業の企業姿勢とは、「釣った魚には、餌をやらない」ということでしょうか。
投資家は、利益を求める存在ではありますが、同時に、社会的な存在です。
単純に利益を求めるだけでなく、社会的責任投資(SRI)という投資姿勢も必要です。
改革というと、「お役所に対して」と思うでしょうが、
今の時代、改革が進みにくいのは、企業の方だと思います。
政府や地方公共団体は、改革派の政治家や首長が増えています。
たとえ、首長が旧態依然としていても、議会が、それを許さないでしょうし、
議会までも旧態依然としていても、マスコミや住民が、それを許さないでしょう。
しかし、企業には、こうした制度がありません。
経営陣が、旧態依然としていたら、会社も、旧態依然のままです。
議会(株主総会)は、年に1回しかありません。
マスコミも、企業経営には、特に関心を持っていません。
そういうわけで、経営陣が、旧態依然としていたら、それで終わりです。
つまり、企業を監督する存在がないのです。
投資家は、単純に利益を求めるだけでなく、
社会的責任投資(SRI)という投資姿勢も必要です。